ミャクロッタ

テキーラ・サンライズのミャクロッタのレビュー・感想・評価

テキーラ・サンライズ(1988年製作の映画)
4.1
好きな映画の色褪せなさは異常。
劇場公開当時、我が地方はスライの『デッドフォール』と併映だった。つまり野獣タイプと本作のオールバックでスーツビシィータイプの対極の刑事ラッセルが観れたというワケ。メイン上映は『デッドフォール』だったが、元々メルのファンだったのでついででは無かったし、思わぬ拾い物というワケでも無いが、僕は当時中坊ながらこの大人のラブサスペンスに思ってた以上にどっぷりウットリしてしまったのは事実。太陽とビーチ、夜はとことんロマンティックにデイヴ・グルーシンの洒落た音楽が彩りを添える。イイ男がイイ女を取り合う構図、そこへ絡むサスペンス展開、エンディングはチープ・トリックのロビン・ザンダーとハートのアン・ウィルソンのデュエットによる珠玉のラブバラードで、正にお酒を飲みながら楽しむ極上の夜用映画。