トロかじき

コブラのトロかじきのレビュー・感想・評価

コブラ(1986年製作の映画)
3.9
コブラ

スペースが付かない方のコブラですね。黄金の80年代懐古スタローン映画!

犯罪組織の殺人現場を目撃してしまった女性。組織に追われるが、はみ出し者の刑事「コブラ」が立ち上がり、ヤツらに銃弾の粛清を!

ティアドロップのレイバングラサンが似合い過ぎる、そして当時は謎だらけのサブマシンガン(なんかビーム出てる)を構えるジャケット。
ぱっと見ですぐ分かるこのインパクト。いやぁ最高ですね。

ロッキー4(85)の次、1986年に公開されているので、ホンマにスタローン全盛期の映画なんよね。ロッキー4でドラゴの妻を演じたブリジットニールセンがヒロインに。

この頃はシルベさん、もうニールセンと結婚してたんかな?コブラ撮影後に離婚したんでしたっけ。当時アツアツカップルの手前味噌配役が光りますね…いやギャラを抑えようとニールセンを安く使って、それでモメて離婚したのかも…

で、そこまで売れなかったのでシリーズ化はしなかったが、光る要素はけっこうモリモリ。

カーチェイスは気合入ってるし、コブラの持つサブマシンガンにはレーザーポインターが。レーザーポインターが出てくる映画ってこの映画かターミネーター1くらいちゃう?
当時はめっさ斬新やった。ちゃんとトラップとしても使ってたし。

中学の頃に教室で寝てる友達のデコに赤ペンで丸を書いて

「おい!お前コブラに狙われてるぞ!」

とかやってましたよ!ありがとう謎の銃!

80年代バッチバチなBGMもいいし、薬莢もガソリンマシマシな爆発もあって、スタローン好き、80年代アクション好きにはお勧め。

ワテがスタローンの好きなポイントで

「どーでもええシーンでかっこ付けようとする所」があるんですけど、

「デイライト」で「発煙筒をめっさカッコよく付ける」に匹敵するくらいの…

「リモコンでテレビをつけるだけ」

普通はリモコンをテレビに向けて「ポチ」。

てなもんですが、スタローンはスナップをきかせ上から下にリモコンを振り、テレビに向いたと同時に「ポチ」!!

うっほー!
やってくれました!さっすがスタローン!

ワテの心の中の「一度はやりたいスタローンアクション」のリストに無事入りました。
まぁ地下道で発煙筒を点けるよりやりやすいのでお勧めしたいですね。

その直後に「冷蔵庫から出したひえっひぇの食べかけのピザをそこら辺のハサミで切って食う」という真似したくない名シーンもございます。
いやサムギョプサルとちゃうでw
そして温めてー!

このような演出が最高なんですよね〜

ちょっと色々盛り込み過ぎたのか、後半のドタバタ感がアレですが、「アツかったあの頃」を味わうにはもってこいの映画でした。