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コブラのcatmanのレビュー・感想・評価

コブラ(1986年製作の映画)
4.0
86年公開のスタローン版ダーティーハリー。もうコブラはん無茶苦茶でんがな〜( ; ´Д`) これ実は平松伸二(ドーベルマン刑事)が原作でしょ。設定や描写がパロディコメディかな?って言うくらいに突き抜けているのでハードボイルドを気取っていても、もはやギャグ。80s特有の軽薄さもここまで振り切れば清々しい。スタローンもやりたい放題で、当時付き合ってたブリジット・ニールセン(役名がイングリット・ヌードセン笑)のPVパートとか、悪役をシュワルツェネッガーに寄せてるとか、呆気にとられる能天気なエンディングとか、もう色々スゲエ。メッセージ性は申しわけ程度で、そんな退屈な事よりも85分という短い尺の中に率直な男のロマンが詰まってます(賞賛) 。スタローン苦手なんだけど、これは嫌いになれないと言うか好きだ。

本家ダーティーハリーからサソリ役のアンディ・ロビンソンが何かとコブラと衝突する堅物刑事を、ハリーの相棒チコ役のレニ・サントーニがコブラの相棒役を演じているのも一興。この辺からもハリーを意識しているのは明らかでファンとしても嬉しいんだけど、ロビンソンがコケにされ過ぎなのはちょっと悲しい。見せ場の一つも作って欲しかった(T-T)
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