YasuhitoArai

保護なき純潔のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

保護なき純潔(1968年製作の映画)
3.7
ドゥシャン・マカヴェイエフ監督作品。
ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品。
ユーゴスラビアのアクロバット師アレクシッチが戦時下に作った映画『保護なき純血』にドゥシャン・マカヴェイエフが当時の戦争の映像や製作者の現在の映像を挟み込んで編集した作品。

アレクシッチは、歯だけで飛行機にぶら下がったり、歯だけで女性を吊るしたり、腕力で手錠を外したりの筋肉人間。戦時下で見世物できないため作った映画で、自分の曲芸をストーリーに挟み込んだ自画自賛映画。アメリカでいうハリー・フーディーニ的芸当。

マカヴェイエフが挟み込んだ戦時下の映像が面白い。そして一部だけ着色したパートカラーの画が面白い。
現在の老人になったアレクシッチが筋肉ぷるぷるさせているのが面白かった。
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