若大将オーウェン

日本暗殺秘録の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

日本暗殺秘録(1969年製作の映画)
-
タイトル通り日本の暗殺、テロを描いたオムニバス映画だが、実質血盟団事件とその影響による二二六事件の顛末が中心

小沼正に寄り添って、テロリストも普通の人というか誰もがそうなるかもしれないという描写が面白い

ただ宗教とか国とか個人より大きいものに取り込まれるとやっかいだなと

また理想を持って暗殺しても、権力やその内部の権力構造に搾取されているのがむなしい

顔の上半分だけ白い布で覆われて「天皇陛下ばんざーい!」とか言いながら口元だけ見える処刑シーンが印象に残った