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ガルシアの首のmhのレビュー・感想・評価

ガルシアの首(1974年製作の映画)
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メキシコ×ロードムービー×ハードボイルドなバイオレンス映画。
場面場面のかっこよさをつなげた結果、ストーリーはちょいちょい破綻してるんだけど、高度な撮影とか、スローモーションのかっこよさとか、小道具のリアリティとかで全部カバーしちゃってる。
ハードボイルドものが流行っていた時代にこれはドンピシャ。松田優作のB級アクション好き男子なら絶対にはまる。映画自体はそこまで名作ではないと思うんだけど、のちの映画に与えた影響のほうが大きそう。
無駄なエロは基本嫌いなんだけど、この映画の無駄なエロはそんな嫌じゃなったのはなんでなんだぜ?
サムペキンパーの映画を見るたびに、モンティパイソンのパロディを思い出す病にかかってるのを何とかしたい。あとクリスクリストファーソンがでると「タクシードライバー」思い出す病も発動した。
スローモーションはアクションシーンだけなんだね。かっこいいからいいんだけど。「ゲッタウェイ」で多用していたフリーズフレームを期待したのにこちらにはなかったな。
先日みた現代を舞台にした「カルテルランド」と比べてもほとんど変わってないメキシコがやべーっすね。
「ワイルドバンチ」をもう一度見直そうと思っていたので、タイミングがちょうどよかった。
面白かったです!
mh

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