けんくり

ガルシアの首のけんくりのレビュー・感想・評価

ガルシアの首(1974年製作の映画)
4.5

しがない酒場ピアニスト・ベニーは、多額の懸賞金がかかった「ガルシアの首」を求め、メキシコをさすらう。

その旅で男が手に入れたもの、引き換えに払った大きすぎる代償。

粗野だけど女を純粋に愛していて、腕っ節は強いけど心は傷ついていて、死体とお喋りをしてしまうようなベニーが、男の格好良さと悲哀とを同時に漂わせる。

そんなカウボーイのつけた最後の「けじめ」に惚れてしまった。