イライライジャ

ぼくの小さな恋人たちのイライライジャのレビュー・感想・評価

ぼくの小さな恋人たち(1974年製作の映画)
3.0
無表情の少年が思春期真っ盛りの少年たちに影響され大人ぶり、その無表情からは読み取れないが抱いたものは性への好奇心と、時に失望。何か起きるわけもなくそのへんを歩きたり自転車で走ったり意味のない会話などが2時間続く。サーカスに行ったあとで人を集めて同じことするシーンは誰も何の反応もしなくてシュールで笑った。
周りの男よりも凄い奴イケてる奴でいたいんだろう。女の子へのアピール方法が変態的で気持ち悪いけども。股間押し付けたりかまってほしくて嫌がらせのようなことをしたり。でもこんな奴いたよなぁと思わせる。トリュフォーの思春期映画を偏屈にしたような雰囲気。