ぼくの小さな恋人たちの作品情報・感想・評価

ぼくの小さな恋人たち1974年製作の映画)

MES PETITES AMOUREUSES

製作国:

上映時間:123分

ジャンル:

4.2

「ぼくの小さな恋人たち」に投稿された感想・評価

少年が列車で犯される娘を見ることに寄って、見て伺い、接触を試みる映画
三人乗りで走る自転車が怖すぎる、いつ事故ってもおかしくないくらい飛ばしてる。 チビの女の子に接触を文字通り試みようとするときに、他のガキどもがこないか伺ったり、近づいてきたりするのがサスペンスフル。そのため、ラストの乳揉みも同様にエロティックに。
教会、列車、映画館、バザー、裏路地が背徳の場に、家の食卓が、釣り場が、修理屋が処刑場に、公園が、カフェが覗き場に。どの場所も人が何人かいる、視線の集中が起こるスペクタクルの場を利用している、ワイズマンや小津、ヒッチコックを思い出す。
『ナンバー・ゼロ』をはじめとするユスターシュのドキュメンタリーを見たおかげで漸くユスターシュのことが少しだけ理解出来る気がした。AVだ。
傑作と呼ばれているのに、私にはなぜ良さがわからないのか…。
この映画になんの意味も感じられなかった。
まほ

まほの感想・評価

3.8
無表情の美少年の腹パンとエロス、夏。ユスターシュ特集で一番混んでた。
知識と行動力があった上で自身のエロスを選び取る瞬間の映画だと思った

衣装も画も好みだった
美しすぎるアルメンドロス先生の撮影。今まで見た中ではこれがベストかもしれません。画面のあっちからもこっちからも女の子が歩いてくる映画。5/1満席のユーロで観ましたこれもいい思い出です。
Marrikuri

Marrikuriの感想・評価

4.4
映像が語ってる。
人語をじゃない。思いを、空気を、常に語れてる。
現実世界もそういうものよね。口を開いていようが結んでいようが私たち一人一人の胸中には思いが常に生滅してる。そして人がいようといまいと、かすかにでもどんな場においても空気全体は動きつづける。
言葉のオン/オフ等からは自由に、そういう「連続量」がスクリーン内に満ちてることの、すばらしさ。アナログである生そのものを演技も撮影もよく伝えてる。映画におけるダイアローグやモノローグってのは結局、大小さまざまな島なのであって、私たちは(島嶼をふくめた)海洋全体をこそ眺めたいものなのだ。画が語る、というのはそんな意味だ。
飽きの来なさは、音楽に例えれば、コード進行が魅力的なので旋律の端々に関係なくずっと聴いていられる感じかな。旋律的にも面白いし。

私からすればだよ、「男のコって、伸び伸びしてていいなー」だった前半。
途中からは、若いオスの煩悩が重そうで「お気の毒さま」。画づくりもシナリオも男子目線一辺倒なのは、きっと妥当。ちょくちょく登場する “二人組で道を歩いてく女子” たちが即物的にしか撮られてない。すなわちメスたちは一貫して “対象”。少年らの未熟な可視世界が地上のハーフサイドでしかないのは、世の少女漫画一般もまたアザーハーフサイドしか視る必要を持とうとしないのと同じで、まあ、正当でしょう。
可愛らしい妥当や正当から、しかし、より大きく普遍へと昇華する場面を迎える。村道でのナンパがクギヅケ度においてクライマックスになった。主役少年に初めて私も感情移入だよ。彼が初めて女子を物体でなく心もつ生命として遇し始めた(みたいにみえる)シーンゆえに、私も性別を超えて双方の一挙一動一語一語にのめり込めた。人と人が「つきあい始める」ことの真実性。さらに素朴にいえば、少年をまっすぐ応援したくなった! そうして紳士へと育ちなさいね。

でも、最後にどんなE難度~ピタ着地を見せてくれるのかな!と大期待させておいて、ふいに回転をやめて鉄棒から両手離して(着地ってよりも)サッサッサッとそっけなく体操競技場から歩き去る…………みたいな終わり方に、困惑。この選手(←映画のこと)、何者?と。。。。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
母親が朝ベッドに運んできたパンがオシボリに見える。
主人公の着てるあの歩き方は演出なのか自然なのか。
あと茶コーデュロイジャケット着続けるのもナイス演出だけどズボンを新調して褒められた時になんでシャツは黄ばんだシワシワなやつだったんだろう?と思った。
妹のほうマワされなくて安心した。
ママと娼婦は見れるタイミング無かった…。
tonemuff

tonemuffの感想・評価

4.1
車輪の下を読んだ時のような気分。
青春の鬱憤というか性の目覚めというか自分もこの時常に悶々としてたなあと思い出させてくれた。

大人は判ってくれないより好きかも。
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