Qちゃん

浮草物語のQちゃんのレビュー・感想・評価

浮草物語(1934年製作の映画)
4.5
1934年製作の小津安二郎監督のサイレント映画。 
自分としては、後年の大映リメイク版から先に観ていたので、あれはこちらからの「ほぼ忠実なリメイク版だったのだなぁ」との感あり。 

市川喜八一座が4年ぶりにやって来た町は、座長の喜八にとって「思い入れ深き土地」である。……と物語は続く。 

こちらのサイレント版では、肩こりでお灸をすえてもらう親方の場面が笑える。 
また、かあやん(飯田蝶子)とその息子の元に行き、(親方)「大きくなったなぁ~」→(かあやん)「来年は、兵役検査だよ」→(親方)「これなら甲種だな」といった会話は時代を感じるものである。まさに戦前。

いつもながらの小津タッチを感じる安心して観られる作品だった。