メイマーツインズ

時をかける少女のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.0
《待ってられない 未来がある。》

劇場公開中の”竜とそばかすの姫〟の細田守監督作品。
”サマーウォーズ〟で初めて細田守監督作品にふれ、フォロワーさんのオススメもありNetflixで初鑑賞。

自分にとっての”時をかける少女〟は、1983年の大林宣彦監督作品の原田知世のイメージが強く…。
当時小学生だった自分は、原田知世に恋心を抱き…(笑)
そんな印象深い作品だったけど、大人になって観たら演出が…な感じで(苦笑)
やっぱり、このパラレルワールドは実写よりアニメで表現するのに合っている!

冒頭のグラウンドのシーンは、蝉の鳴き声が響き、夏の空気感全開で始まる。
”サマーウォーズ〟と今作でも印象的なのは、細田守監督の夏雲の描き方。雲をつかった情景は素晴らしい!

主人公・真琴の叔母・芳山和子は原作のヒロインで真琴から”魔女おばさん〟と呼ばれている意味深な存在。
つまり実写版でいえば、原田知世なんだね!
時代を繋いだ設定に心を掴まれる…
細田守監督、ニクいなぁ〜!

”サマーウォーズ〟よりも細田守監督の世界観が魅力的で、夏にピッタリの爽快なSFアニメ作品でした〜!