わんだーうぉーる

時をかける少女のわんだーうぉーるのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.0
2022年155本目。

家にある細田守Blu-rayBOXの中で観てなかったなあ、と思い鑑賞。
旧作の内容も知らなかったので新鮮でした。

~~ストーリーなど~~

過去にもテレビドラマや映画で映像化されてきた筒井康隆の名作小説を、初めてアニメ化。

ひょんなことから過去へ飛べる「タイムリープ」の力を手にした女子高生の真琴が、過去を何度もやり直していくうちに、人生のかけがえのない時間に気づく姿を描く青春SFドラマ。

高校2年生の紺野真琴は、学校の理科実験室に落ちていたクルミをうっかり割ってしまったことをきっかけに、時間を飛び越えて過去に戻る「タイムリープ」の力を手に入れる。その力を使い、男友達の間宮千昭や津田功介とカラオケを好きなだけ歌ったり、野球で好プレイを連発するなど、何気ない日常を思う存分満喫する真琴。何かあってもまた時を戻り、何度でもリセットできる。そんな楽しい毎日が続くはずだったが……。

監督はこれまでに「デジモンアドベンチャー」や「ONE PIECE」の劇場版などを手がけ、本作の後に「サマーウォーズ」「バケモノの子」「未来のミライ」などで日本を代表するアニメーション監督となる細田守。キャラクターデザインを「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が手がけた。アニメーション制作はマッドハウス。主人公・真琴の声を仲里依紗が務め、真琴の叔母・芳山和子役で原沙知絵が声優初挑戦。2006年の公開時、わずか6館での上映から口コミで評判が広まり、8カ月を超えるロングランを記録した。2021年、細田監督の制作会社「スタジオ地図」設立10周年を記念したプロジェクトの一環で、体感型上映システム「4DX」で公開される。

※映画.com(https://eiga.com/movie/33423/)より

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所謂「タイムリープもの」の元祖って感じだろうか。細田守監督作品にしては主人公の世界観が良い意味で現実的で好印象。そうか。「サマーウォーズ」や「バケモノの子」の前の作品だものね。

実際に高校生がこの力を手に入れても、使い方難しいよね。こんなものでしょう。原作との繋がりもあり、現代の『時をかける少女』として凄く良い作品だったのでは。

実写版にも出演したそうだが、仲里依紗の声が良い。決して上手い訳ではないのだが、思春期の多感な女子高生をリアルに演じていた(っていうかこの時本人も同じような年代か)。

細田守作品って、後になれば後になるほどスケールも賛否も大きい気がするけど、女性キャラが女性に人気ない気がする。男性が思い描く理想の女性的な感じがするからかなあ。オレは結構好き。

観て、満足でした。
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