サリーシナモン

時をかける少女のサリーシナモンのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
4.6
もう何回観たか分からないが夏が近づくと観たくなる症候群になるので鑑賞。

何度観ても感動するし切なさと愛しさで胸がいっぱいになる。個人的に細田守監督は夏を描く天才だと思っている。現実の夏は嫌いなのに彼の夏なら何回でも過ごしたいと思える。これを書きながらも余韻が押し寄せてくる。それほどわたしにとって大きな影響を与えた映画だ。

話の辻褄としては正直ツッコミたいところはあるけど、そんなことよりまことたちが過ごすあまりにキラキラした青春に心奪われてしまった。ちあきが最後に言った言葉、まことが返した言葉、あれで終わって良かったと心から思う。(比較するのは違うかもしれないが君の名は。で最後2人が出会ってしまうのは個人的に納得いかなかった。)

私はこの映画を観るたびに同じ夏に帰ってこれる。まことやちあきがしたようにタイムリープ出来るのだ。それこそが細田監督のマジックであり、それにハマった私はまた来年もこの映画を観るだろう。