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もう頬づえはつかないのkazu1961のレビュー・感想・評価

もう頬づえはつかない(1979年製作の映画)
3.6
▪️JP Title :「もう頬づえはつかない」
Original : ※※※
▪️First Release Year : 1979
▪️JP Release Date : 1976/12/15
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : 第3回日本アカデミー賞
主演女優賞
▪️Appreciation Record : 2020-753 再鑑賞
🕰Running Time : 113分
▪️Director : 東陽一
▪️Writer : 小林竜雄、東陽一
▪️MusicD : 田中未知
▪️Cast : 桃井かおり、奥田瑛二、森本レオ、加茂さくら、織本順吉、伊丹十三
▪️Review
ATGならではの不安や陰鬱さに満ちた世界観に、桃井かおり=アンニュイなムードが上手くマッチした作品ですね。
本作は、絶頂期の桃井かおりを賞でる作品で、独特のアンニュイなムードは“あっ桃井かおり”って感じですし、この頃の彼女は美しさを感じます。さらに奥田瑛二、森本レオの両方とベッドシーンもこなす妖艶さもなかなかですね(奥田瑛二、森本レオ、両者共に若いっ!!)。そして桃井かおりが、何ごとにも情熱を持てない“シラケ世代”の若者の感覚をみごとに体現した演技で高い評価を受けました。
本作、ベストセラーとなった見延典子原作小説を東陽一監督が桃井かおり主演で映画化した、今は懐かしい“シラケ世代”の恋愛をリアルに描いたATGヒット作です。“なんとなく”生き、そして“なんとなく”恋愛をする現代の若者たちの姿を大きなストーリー立てもなく等身大で淡々と描いています。

物語は。。。
早大生のまり子は、アルバイト先で知り合った同じ大学の橋本と、三十過ぎの芽の出ないルポライターの恒雄という二人の男とつき合っていました。まり子は現在橋本と同棲中で、その前は、恒雄と恋愛関係にあり、彼のために薬剤師になる夢を捨て大学も変えたことがあります。彼女は恒雄のことで札幌の母と喧嘩して、以来、仕送りもなく、今は大家の中年男高見沢の妻・幸江の経営する美容院でバイト中。ある日、橋本と同じアパートにいる明美という女から、二人が以前、関係していたことをまり子は聞いたのですが。。。

▪️Overview
一人の女子大生の愛と性を二人の男性にからませて女性の自立を描いたもので、見延典子の同名の小説の映画化。脚本は「ホワイトラブ」の小林竜雄と「サード」の東陽一の共同執筆、監督も同作の東陽一、撮影も同作の川上皓市がそれぞれ担当。(引用:映画. com)
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