こばまさ

生き残るための3つの取引のこばまさのレビュー・感想・評価

生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)
3.3
そろそろ韓国映画を観ないと!
前からずっと観たかったけど、何故か敬遠してたコチラを。

『モガディシュ』『ベテラン』『ベルリン・ファイル』のリュ・スンワン監督。
脚本は『THE WICHE/魔女』『新しき世界』『悪魔を見た』のパク・フンジョン。

どう見積もっても面白いでしょ。

キャストも、ファン・ジョンミンを筆頭に、マ・ドンソク、ユ・ヘジン、リュ・スンボム。
イ・ソンミンにオ・ジョンセ、チョン・マンシクと、押さえに押さえまくったオールスターといった錚々たるメンツ。

なのに、このスコア。
なぜ?
単に、面白い!とは言い切れない作品だった。

ハードルが上がりきった中での鑑賞というのが、1つの要因だろう。
ただ、ワタシもそんな馬鹿じゃないよ。

なんか見にくい。
登場人物は確かに多いけど、みんな知ってる顔だし、そこはネックじゃない。
要は、焦点が合わない。
感情移入が出来ない。

リュ・スンボムがあれだけ大声出しても。
ユ・ヘジンがあれだけ悪い顔しても。
ファン・ジョンミンがあれじゃあね…

ストーリーも、分かりやすい様で分かりにくい。
もっと観やすい演出や構成があった筈。
それをこの後にやってのける監督と脚本家だから複雑だけど、この時点(2010年)ではまだそこまでだったのかな。

後半にかけては見応えも増して、終わり方も良かっただけに、トータルすると残念な印象が強い。

とにかく、キャストが良すぎるし、制作陣も完璧なだけに、絶賛は出来ない作品でした。

ただ、ファン・ジョンミンの演技は良かった!
あと、スンワン作品は大概弟スンボムがセット売り。
こばまさ

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