みー

リトル・ダンサーのみーのレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
4.7
うちにはビリーと同じ11歳の息子がいるんです。もう最初っから彼とビリーを重ねてしまってー😭✨(歳以外は何も重なってないんだけど)涙腺がナイアガラ&ダム決壊😭

うちの息子も手足が長くてヒョロヒョロ。でもビリーみたいな筋肉はない。長距離はいくらでも走れるタイプ。(ミニフォレストガンプ的な?)バレエやらせておけば良かったかしら〜。

それにしても、ジェイミー・ベルの可愛さとバネには驚いた。『ロケットマン』でも今作でも、モテるのね〜🥰

男の子ダンサーといえば!長女が幼少期に通った小さなバレエ教室にも、4、5年生くらいの男の子が1人いた。体幹バッチリでむちゃくちゃ上手かったし、何よりバレエを楽しんでいるのが身体から滲み出ていた。

彼はある日、某有名バレエカンパニーに入る事になり、お教室は卒業。驚いたと同時に、とても納得した。
やっぱり「好きなことに夢中」なのは、子供にとってかけがえのない宝物だ。大人だって、夢中になるとパワーが湧いてくる。
それを潰してはいけないよね。

ちなみにうちの娘のバレエは1年ともたなかった。体が硬すぎた😇(母そっくり)


さて本編。

どちらかというと、ストーリーはコミカルに進む。貧しい雰囲気やそれぞれが抱える家族の問題も、暗くなりすぎなくて良かった。
甘酸っぱい子供同士のじゃれ合いなんかもあったりしてね。こういうシーンが後から効いてくる〜!

そしてカッコいいクラシカルなUKロックがたくさん流れるのもツボ。
ビリーのフラストレーションをタップダンスやバレエで表現する様は、楽しくて可愛くて仕方がない。ミュージカル版が観てみたいよーー!
ロックと対照的な劇伴やバレエ楽曲もまた良いッ✨沁みる〜。

主人公のビリーだけではなく、それを取り巻く家族の感情にも、心が大きく揺さぶられた。

親友もとても可愛かったし、やさぐれた先生との絶妙な関係もナイスだった。
『コーダ』でも思ったけど、信頼の強い師弟関係って本当に素敵。

炭鉱がテーマだとどうしても暗い時代背景になるけれど、『遠い空の向こうに』のロケットの光のように、彼のジャンプは周囲の人達にとっても希望の光なのだ。

そうか。皆さんのレビューで知ったけど、超有名なバレエダンサーが出てるのね。あの背中の筋肉とジャンプが目に焼き付いて離れません😍

最初から最後まで心地よい、映画らしい映画だった。
名作です🩰✨
みー

みー