おとうちゃん

リトル・ダンサーのおとうちゃんのレビュー・感想・評価

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
3.0
子供の夢は親の夢!

帰省した娘、私めが借りて来たこの映画のDVDを見るなりバッサリ!
「おとうちゃんが、こんなのハマるはずないじゃん!」

観て納得、確かに私めは夢を追い続けるドラマは あまり好まない傾向がある。
しかも、頭の古い私めは男の子がバレエをすることにも抵抗がある。
さらに、私めの最も苦手としてる人種まで出てくる始末。

物心ついた頃から ずっと一緒に映画を観続けて、私めの好みを知り尽くしている娘が この映画を勧めないのは無理もない。

だが娘は分かっていない。
この映画は、単に少年が夢を諦めることなく努力して夢を叶えるサクセスストーリーではない。
彼の夢を叶えたのは周りの大人たちだってことを。

ダンスが好きだってだけで、大した努力もしていない主人公の少年より、子供の夢のために自らの信念とプライドを捨てて応援した父親の葛藤の方が個人的にはグッと来る。

頑固で偏屈、不器用で口下手、偏見の塊だけど、実は天晴れな子煩悩。
子供が夢を叶えること…それが親の夢だから。

追記)
この映画に「私のアソコ見たい?」はいらない😅w