にしや

リトル・ダンサーのにしやのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

天才少年ダンサーが親の反対にあいながらもバレエダンサーの道を歩む話としか知らなかったけど、出て来るキャラの背景がかなり複雑でめちゃくちゃ見応えあった。

むしゃくしゃしたビリーが放つ「先生の失敗人生を僕に押し付けるな!」って台詞は重たいわ…。

「ビリーには未来をやりたいんだ」って親父が泣き崩れるシーンと、兄ちゃんの「お前がいないと寂しいよ」のシーンはグッときた。ビリーがロンドンのオーディションに行くための資金を得るために亡妻の遺品を売るシーンは身につまされた。
資金工面の仕方がご都合的な展開じゃなくて、息子の未来のために大事な思い出を手放すという代償を伴ってるのが重くて、それ故にその後の展開にも深みが出ているのが素晴らしかった。

ラストシーンもめちゃくちゃよかった…。
出来れば観客席に先生もいたらよかったなー。
にしや

にしや