安井文

ハズバンズの安井文のレビュー・感想・評価

ハズバンズ(1970年製作の映画)
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衝撃作。
一瞬にして変化するその場の空気や人の感情がセキララに焼き付けられている。

自分本位でデタラメなおっさんたちを演じるベン・ギャラザ、ピーター・フォーク、ジョン・カサヴェテス(監督)は実に魅力的。
正装も板に付いているのに、しゃべって動き出すと途端に下品になる。
胸糞悪いのに目が釘付けになるんだよ。

ダラダラ流れる時の中で、絶妙にずれてゆく3人の関係と状況。
全く説明されない逝ってしまったひとりの重要性と残りの3人の関係性までも見えたような気がする。
とにかく何もかもセキララである意味暴力的。
実に生々しい。

数年後にまた観たい。



無自覚な女性への暴力が描かれるので、ある種のトラウマを抱えている方は観る場合は要注意。