こういうこと言うから理屈っぽいって嫌われるんだろうなーとはわかってるけど。
序盤で敵として描かれる「無国籍テロ団体」が、どうしても気になってしまった。「人を殺したくない」って言ってたやんトニー。なのに、「テロ団体」は無条件に殺してしまう。「無国籍」と断ってはいたけど、あれ完全にイスラムのイメージでしょう。なんだかモヤモヤが晴れない。絶対正義の国アメリカと、絶対悪の国中東の対比が、どうも透けて見える気が…。
たかが映画、されど映画。偏見を無くすこともできるけど、作り出したり、定着させてしまうこともあるだろう。大人気作なら、なおのこと。
それ以外の要素がすごく好きだっただけに、両手を上げて好きだと言えないのが心残り。でも、人間くさいヒーロー像とか、進みそうで進まないヒロインとの関係とか、愛くるしいロボットたちとか。心躍る要素がたくさんあった。特にペッパー、大好き。非常事態でもピンヒールを脱がない心意気に惚れたぞ！
そしてラストシーンの最後のセリフ最高。どやってるエンディング、すごく好み。セリフと被せるように入るエンディングロール、大好物。
文句も言いましたが、面白いのは間違いない！ので、これからマーベルの世界にどっぷり浸かってこうと思います。
