海老

アイアンマンの海老のレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
3.7
アベンジャーズを前に鑑賞しておこうと思いまして。観てなかったんかい!と言われそうですが、今更鑑賞でございます。しかも今日テレビでやってたんですね。知らずにレンタルしました。笑

そもそも僕はアイアンマンの背景を随分勘違いしていまして、金持ちの社長が自社の開発力にモノを言わせてパワードスーツを着ているんだと思っていました。
トニースターク本人が開発者とは知らず。

直前にダークナイトトリロジーを観ていた事もあり、闇の道を選んだバットマンとはまるで異なる道を行くトニースタークは爽快で楽しかったです。お気楽とは言いませんが、華のあるアメコミ然としていて。

男っていうのは、何歳になってもわけもわからずハイテクに憧れるもんだなぁと、他人事みたいにしみじみ思いました。
スクラップを使った開発、最先端のラボでの開発、二回あるスーツ開発シーンは「こういうの好きでしょ?」って言われているかのよう。はい、好きですが何か?
完成に向けて次第に組み上がって行くパーツ、細かいギミック、メタリックな光沢、ソニックブームを起こして飛ぶ姿、手から衝撃波、どれもこれもツボをくすぐる、めちゃくちゃカッコいいシーンの連続でした。この手のヒーローものって、実際こんなの死ぬでしょって要素だらけですけど、細かいツッコミどころを音速で置き去りにする推進力がありました。きっと最先端技術のショックアブソーバーが全てを解決しているに違いない。

戦闘シーンが控えめで、開発のほうに力が入っているのも、アイアンマンが技術力で戦うヒーローであることを強調するようで、意外に思いつつも楽しく観られました。
圧倒的な才能と奔放な性格、億万長者でイケメンというチート的ハイスペックなトニースターク。が、輪をかけてチート的ハイスペックなパワードスーツに身を包む。MCU一作目の華々しいデビューに相応しい爽快感でした。
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