ohassy

アイアンマンのohassyのレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
4.0
エンドゲームの公開を明日に控え、やっぱりインフィニティーウォーを観返そうかとも考えたのだけれど、もう何度も何度も観ているので、全ての始まりとなったファーストアイアンマンを観る。

やはり、それまでのヒーロー映画にはない現実的な描写に、コミック要素をうまく混ぜ込んで、絶妙なバランスが保たれていることがよく分かる。
シリアスとコメディ、アクションと人間ドラマ、何と言ってもトニースタークというキャラクター。
ここで確立した世界観によって、MCUが作られたんだ。
ラストでフューリーが登場し、アベンジャーズを示唆する。
ヒットしたから良かったけれど、外したらもちろん作れなかっただろうから、結構勇気が必要だったと思う。
プロデューサーのケヴィン・ファイギはぼくと同い年、すごいな。

人を殺す兵器を作って儲け、その武器で致命傷を負うトニー。
結果的にアイアンマンが誕生するわけだが、サノスとの戦いでも自分が生み出した武器(剣のようなもの)で、やはりサノスに致命傷を負わされる。
ヒーローは戦う人ではなく、守る人なのだ。

I am Ironman.

しかしこんなに映画の公開にフォーカスしたのなんて、多分ファントム・メナス以来だ。
あの時も、万難を排して誰よりも早く観ようと、所沢の映画館まで遠征したっけ。
もう20年近く前のことだけれど、結構鮮明に覚えている。
別に公開してすぐに観る必要なんてないことは分かっている。
でも、こんな気分になれるチャンスなんて、この先もう無いかもしれない。
きっと今日明日のことも、20年後くらいになっても覚えているだろうな。

さあ、そろそろアベンジャーズマラソン上映が終わる時間。
エンドゲームの感想が続々と上がってくるだろう。
ネタバレをする人はきっといないだろうけれど、明日朝イチの上映を観終えるまでしばしオフライン。
ohassy

ohassy