マーベル映画は好きです。MCUはほぼ網羅しています。
その中でもこの映画は特別好きです。
ロバートダウニーJrがとにかく素晴らしい。彼の為の「トニースターク」だと思ったくらいです。ロバートの映画はシャーロックホームズと2作しか知りませんが「プライドが異常に高くて変人」という役がバッチリ合うんだなと思います。実は原作はよく知らないんですが、表情、セリフ、仕草、佇まい、何もかもがそのものだと感じました。あのキャラクターは本当に素晴らしくて完成されていると思います。その後のMCU作品もブレることもなくキャラクターが深まるばかりで・・・。私の好きなキャラクターの1人です。
ヒーロー映画の「ヒーローがヒーローになるシーン」が特に好きです。スパイダーマンであれば、自分の能力が覚醒していくシーン。バットマンダークナイトシリーズであれば、フォックスとのシーンです。この映画で言うと「アイアンマン開発シーン」ですね。ヒーローの失敗や葛藤など、ヒーローなのに等身大でなんだか親近感が湧きます。そこに過剰移入するんですね。マーク1の装着と試運転にはワクワクが止まりませんでした。
そして何よりジャーヴィスが好き。AIなのにウィットに富んでいて、執事なのに主と対等な関係で皮肉たっぷりで。バットマンのブルースとアルフレッドが重なります。それと同じ関係性なのに、執事が「AI」っていうだけでこんなに魅力的に感じるんですよね。・・・後のMCU作品でヴィジョンになってしまったのは寂しかったです。
設定やキャラクター、何もかもが私をワクワクさせてくれた映画です。ヒーロー映画のオリジンを作ってくれた映画と言っても過言ではないです。MCU作品としても勿論素晴らしいですが、マーベル映画、ヒーロー映画が好きな方にはぜひお勧めしたい映画です。
批評するとすれば、ヴィランのキャラクターがイマイチで印象が薄かったです。が、あくまで主役はトニーとアイアンマンなので、それで丁度良かったのがもしれません。
