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散歩する惑星のLoveAnimal14のネタバレレビュー・内容・結末

散歩する惑星(2000年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ロイ・アンダーソン監督の「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー」を観たので、他の作品も観てみようと気軽な気持ちで、この「散歩する惑星」を手にとりました。

ジャンルとしてはコメディみたいですが、大爆笑するような場面はありません。全編を通してなんだかず〜っと淡々としており、たまにブラックユーモア的なシーンで"ふっ…"と笑っちゃう感じ。
なんの意味があるのかわかりませんが、大抵の人たちの顔が白塗りです。そして、どんよりとした不幸をまとっています。
どなたかのレビューに書いてありましたが、監督さんはインタビューで「普通の人々への賛歌」と話されたそうなんですけど、褒め讃えるにはあまりにも滑稽でもの悲しい人たちしか出てこないんですけどね💦(笑)

なんだか問題だけ出されて、まったく答え合わせができない感じとでも言いましょうか…。もう、シュール具合がえげつなくて、あえてシュールを推し進めての世界観?なのか、作ってみたらシュールがひとり歩きしちゃったの?なのか…凡人のボクなんかにはわかるはずもありません。

良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか…なんて表現すればいい作品なのか答えを見失います。
たとえば「アルマゲドン」とこの映画どちらを観ますか?と問われたら、たぶん迷わず「アルマゲドン」と答えてしまう確率100%の浅はかなボクには、そもそも語ることも許されないような作品なんだと思います💦

しかし、こうやって世に出ている作品なのですから、この映画をとんでもない芸術だと感じる方もきっといらっしゃるはずです。それはそれで、素敵なことだとも思います。

だから、映画って面白いわけですからね!

会話してる人の背後でキリスト像が、ずっとぶらんぶらん揺れてる場面が…個人的には一番ヒットでした(笑)

途中2、3回、閉店ガラガラの気分に襲われましたが最後まで観たことに意義があったのだと思いたいです😊
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