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タクシデルミア ある剥製師の遺言のCのレビュー・感想・評価

4.0

旦那に「また観てるの?」って聞かれたけど。うん、また観てる。だって好きなんだもん。で、どうして好きかと考えてみた。この映画のラストの〝あるシーン〟が快感だからなんだ、と思った。からだの内側の、ほんとに内側の部分がゾクゾクとする感じ。ハックルでも思ったけど、このひとの作品は、観るアート、だなあと思う、映画と言うよりは。だからこそ、あたしは大好きなんだがな。


親子三世代が、取り憑かれたもの。それぞれに違うけれど、共通して言えるのは、それぞれが惹かれたものに対して「快感」を覚えた、ということな気がする。「欲」を満たして「快感」を得て、ひとって生き物は…まったくすごいところに着地するのね、と、最後にはなんだか感動すら覚える不思議な映画(多分これはあたしだけ)。や、ほんと、とにかく何度も観てるけど好きだ、好きだ、パールフィジョルジ…(しかもハンサム)。お願いだから去年TIFFでやってた作品の上映を…。



こんな感じで、気付いたら30歳を迎えてました。記念すべき三十路スタートは、タクシデルミアとともに。
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