マドカ

TATTOO「刺青」ありのマドカのレビュー・感想・評価

TATTOO「刺青」あり(1982年製作の映画)
3.8
夢と呪いは紙一重!

1979年に起きた三菱銀行人質事件の犯人、梅川照美の半生を題材にした作品。
実際の事件は有名なので知っていたのですが、映画の中では人質事件に触れたのはかする程度です。どちらかというと、事件を起こすまでの人間模様を描いています。

そして、主人公が宇崎竜童っていうのも、なんか生々しくて良きです。
宇崎竜童、演技にしては女性ぶん殴るの上手いですね。人んち覗いてるようで不快になりました。(褒めてます)

「30までにでかいことやってやる」
と、たびたび発するセリフもなかなかクるものがありますが、個人的に好きなセリフは主人公の理不尽な運転で車が渋滞するシーンがあるのですが、後ろからガンガンクラクションを鳴らされた際に…
「静かにせんかい!誰のおかげで地球回せてるとおもっとんじゃ!」
ってセリフが狂気というより、ギャグで大好きです。わたしも言ってみたい。

こういうことを本気で言うんです。

暴力的で、情に深いところもあって、母親思いで、紳士的なところもありつつ、哲学書を愛読する。。からのー。

「誰のおかげで地球回せてるとおもっとんのじゃー」ですから。

こういうひとが映画のなかだけじゃなくて現実世界にいるのであまり関わらないように気をつけたいと思います。

それにしても、ヒロインの関根恵子が美しかった。床に落ちたチキンラーメンをバリバリ貪り食べるシーンが最高でした。