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血と砂ののんchanのレビュー・感想・評価

血と砂(1965年製作の映画)
4.0
初岡本喜八監督作品‼️1965年モノクロ
なんとファンタジーの世界での戦争映画でした😮

コメディ?のようでもあり、笑い、テンポ、ちょっと下ネタもあり、そして何より音楽♬が多分に挟められていて、今まで観たことのない戦争映画でした。
表現したい全てが上手く絡み合い、戦争経験のある監督だからか戦闘場面は凄い迫力‼️見応え十分‼️

舞台は第二次世界大戦中の中国、北支戦線。音楽学校を出たばかりの少年兵が軍楽隊として戦地にやってくる。なぜか敵性音楽のデキシーランドジャズ"聖者の行進"を演奏🎶🎺🥁🎷しながら行進してくる彼らはまだあどけなく戦争とは無縁の存在のよう。
しかし軍楽隊は兵士として、最前線に投入されることになる。

指揮官は小杉曹長(三船敏郎)。少年兵たちにニワカ指導で戦闘訓練をする。
少年兵らは「トランペット」「スーザホン」のように担当する楽器で呼ばれるが、次々に戦死していき、段々と音が弱くなって寂しさを誘う🥲

主役の三船敏郎が終盤に戦死してしまう😮主役は三船となっているけど、やはりこの作品は少年兵たちなのだろう。
結局、小杉分隊は全滅。慰安婦お春だけが生き残る。お春が小杉曹長に声を掛ける「どうして死んじまったんだい😭」
その日は終戦記念日というオチが付く❗️

佐久間大尉(仲代達矢)がイケメンでカッコイイ😲
慰安婦お春(団玲子)はコケティッシュで魅力的✨

題名の通り、モノクロとは言え血も流れるし、とにかく砂だらけ😖凄まじさは息を呑む。
とても独特の世界、でも何かがグイッと惹き付ける✨
観て良かったと思えた反戦作品でした🌟



※三船さん、馬🐎の手綱さばきが流石にお上手でした👏カッコ良いでした〜💫
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