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幻の女のmingoのレビュー・感想・評価

幻の女(1944年製作の映画)
4.2
シオドマクの超傑作ノワール。これはサスペンス野郎には絶対的オススメな一本である。
まず時間配分が神がかってる、いつも映画を観る際、腕時計で時間や構成を測っているのだが、残り1時間となった時点でアランカーティスから美女エラレインズに主役バトンタッチしてからがもうずっとおもろい。またエリシャクックJrがサイコパスの演技をしているのだが、目の周りの筋肉をヒクヒクさせたり二重人格者を演じきりすぎてて最高におもろい。ラストの電話越しの粋なプロポーズまで完璧ときたもんだから、つべこべ言わず観て欲しいビバ多幸感。モダンで時代を先駆けた、ナルシストシオドマクノワールの傑作。RKOはヒッチコックでもなくラングでもなくシオドマクで正解だったよ、
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