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バンカー・パレス・ホテルのbennoのレビュー・感想・評価

バンカー・パレス・ホテル(1989年製作の映画)
3.5
フランスでは母国のフレンチコミックスをBD(ベーデー)[bande dessinée (バンドデシネ)の略]と呼び、日本のmangaの影響もあって、とても人気があります
そのBDの第一人者、エンキ・ビラルの初監督作品

青白い風景や建物の外観など、とても退廃的かつ幻想的なディストピア、Little nightmareの世界観のようで期待が高まります

……が、しかし、一旦ホテルの中に入ると、セット感丸出しで映画というよりは演劇のよう
誤作動ばかり起こす従業員のAndroid
よく分からない小道具…
初期のレナード・ニモイが出ていたスター・トレックのようなcheap感が漂います(大好き♡)

ストーリーは中盤まで、何が何やら……
誰と誰が戦っているのか?スパイはホテルに潜入するけど何もしない…し
大丈夫!後で分かります 政府軍と反乱軍の戦いで、政府高官は戦乱から生き延びるため、地下の秘密シェルター(バンカー・パレス・ホテル)へ避難するというシンプルな話

オルム役には、ジャン・ルイ・トランティニャン
『男と女』(♬ダバダバダ ダバダバダ♬)の男の人
スキンヘッドで分かりませんでした

ストーリーの不親切さやアンニュイ感、でも内容は近未来サスペンスとちょっとコメディ
この奇妙な違和感……嫌いじゃないですっ
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