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バンカー・パレス・ホテルのnekonekoのレビュー・感想・評価

バンカー・パレス・ホテル(1989年製作の映画)
3.2
1989🇫🇷フランス制作の近未来SF!?
序盤からおフランスらしからぬ雰囲気に呑み込まれます
(後から監督がユーゴスラビア出身と知って納得しましたが…)

紛争と環境破壊で世紀末となった「とある国」のホテル「バンカー・パレス・ホテル」が舞台
地下深くに作られたシェルターらしいけれどセリフも少なく詳細は乏しい

政府のお偉方13人がホテルに集まるけれど…安全なはずのホテルも危機にさらされるという…

オルムをジャン・ルイ・トランティニャンがスキンヘッドで演じています

グレイがかった映像に赤毛のスパイ女子(キャロル・ブーケ)の存在が映えますが……シュールでシニカルな作品

こういう世界観は退屈に感じるヒトも多そう(ほとんど密室劇なので中盤眠気に誘われます笑)

話が進むにつれ え?そんなんなの?
って口が開き…ラストもなんとも違和感が残るけれど…
争いばかりを続けていると「こんな事」になりますよとユーゴの監督さんに危惧されているような映画となりました

大統領への伝言ってなんだったの?
謎も多い……
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