おーつ

エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事のおーつのレビュー・感想・評価

3.7
スコセッシ監督による19世紀ニューヨークの社交界を舞台にしたラブストーリー。一見、スコセッシが浮気をテーマにしたラブストーリーでしかも時代劇って如何なものかと考えていたのですが、意外とマフィア映画のエッセンスが感じられる作品でした。
もっと具体的に言うと社交界の世界観を描く切り口が完全にマフィアの世界を伝える時のそれと同じなんですよ!

たしかに豪華絢爛な舞踏会やドレスや宝石などがありますよ。
でもその世界独特のルールや地位、表面的な人間関係や深層的な人間関係が非常に重要となっている点では本質的にマフィアの世界と同じなんですよ。

しかも冒頭の舞踏会の中をカメラが長回しのように進みながら、フレームに入った人物をナレーションが紹介していくって完全にスコセッシのマフィア映画の形式ですよね笑

もっと内容に関しての感想を書こうと思ったのですが、
主人公が謎の妄想をしたり、
彼女の傘だと思って香りを嗅いでたら他人のものだったり、
いろいろ言いたい事が出てきて文章が崩壊するのでやめておきます。
おーつ

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