虚構への出入りが完璧すぎる。
もうドキュメントなのか映画なのかなんなのかすらも分からない。
こんな「なんでもなく」「映画」なんてどうやって作れるもんなんだ。
フェリーニ作品の何が好きなのか全く説明できないが、「もちろん女は大好きだが、一番好きなのはマスターベーション」みたいなセリフに大共感できること、そして音楽、イタリア語の言い回し、マストロヤンニ・・・
事細かくあげたらたくさん出てくる。
ラストのセリフ
「試写の度に言った、希望のかけらも、太陽の光もないじゃないか」
「太陽の光か、もう一度、やってみるか。」
フェリーニが映画を作り続けてきたわけ、すべて。
甘い生活のシーン、グッときた。
あの表情のマストロヤンニにいつもグッとくる。