今では絶対に作れないカルト映画。
殺害した女性から切り取った女性器をマネキンにハメ込んで情事に耽る青年を軸に様々な人間の物語が交錯する。
ストーリーは難解ですし、セリフも少ない。
どう説明していいのか分かりません。
女性や動物の殺害シーン、傷痍軍人や小人症への差別・暴力描写、役者の死亡・逮捕寸前の危険な撮影、カニバリズム、近親相姦、撮影当時10歳の女優が濡れ場を演じる等、好き放題。
そんな内容ながら情に訴えかけてくる何かがある。
途中で気分が悪くなり席を立つ人が出たり、映写技師が吐くことがあったようで、評価が真っ二つに割れるのも無理はない
個人的には大好き!
特に女子高の前で行われたゲリラ撮影は衝撃的。
共感性羞恥を抱いてしまい、早く次のシーンに行ってくれ!と観ているのがかなり辛かった。。。
ちなみにその10歳の女優さんは、その後売れなかったのが残念。
お人形さんみたいで非常に可愛かったんですが、こんな映画に出ちゃったらそりゃ売れないよな...