シネフィルmonk

メリィ・ウィドウのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

メリィ・ウィドウ(1934年製作の映画)
3.5
ヨーロッパの小国の大富豪の未亡人とパリの公使館勤務の小粋なプレイボーイ伯爵との恋の駆け引きを洒脱な演出と美しい音楽の中に描く。もともとはフランツ・レハール作曲のオペレッタ『メリー・ウィドウ』を下敷きにエルンスト・ルビッチが映像化、その後ふたたび映画化されたり、舞台でも上演されている人気のオペレッタ&ミュージカル。

国王の命令により祖国の財政再建のために無理に結婚させられそうになるが、 いつしか2人は本当に愛し合うようになる。 国王から政略結婚に失敗したと判断され、反逆罪で即刻召還され軍法会議にかけられた伯爵に下った判決とは…。

ルビッチの演出とシュヴァリエ&マクドナルドの見事な歌と演技。そしてハリウッドの誇るMGMのスタッフの舞踏会シーンでの息を呑むダンスシーンには圧倒されます。ルビッチのオシャレでウイットに富んだセリフのやり取りも見ものです。
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