だいご

ブラッド・ダイヤモンドのだいごのレビュー・感想・評価

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
4.3
今では当たり前のように結婚指輪はダイヤモンドと相場が決まっているが、昔の日本にそんな風習当然ないし、西洋世界でだってかなり新しいもので決して伝統ではない。これはダイヤモンドカルテルのデビアスのマーケティングにまんまと世界が引っかかった例。"婚約指輪は給料の3ヶ月分"みたいなマナー講師みたいな物言いも、元々デビアスのキャンペーンで広まった。女性にではなく会社に貢いでる点多々ある。そしてデビアスの創業者は典型的帝国主義者にして人種差別の権化セシルローズだ。
本作ではデビアスではなく別の名前が使われてるけど。
日本は最もダイヤモンドが売れる国の一つ、バブル期なんかは世界で一番売れてた国なんじゃないかな。そういうダイヤの多くは遡れば血塗られた紛争ダイヤモンドだったかもしれない。
松本仁一の『カラシニコフ』(RUFの裏側とか知れるおすすめ)でシエラレオネ内戦について読んでからずっと観ようと思ってた映画。なんでもっと早く観なかったんだろ。
めちゃくちゃ面白い。
ディカプリオが頑張って英語をなまらせてたのがツボ。
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