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ブラッド・ダイヤモンドのRilyのレビュー・感想・評価

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
4.5
激しいのいきたくなったので再鑑賞。
女性ならご存知の方が多い、ダイヤモンドの価値を決める“4C”。
Carat…カラット…重さ
Clarity…クラリティ…透明度
Color…カラー…色
Cut…カット…研磨
だが、この映画には5つ目のC…
Conflict…コンフリクト…“争い”の存在を知る…。

劇中、皆が歩くのは灼熱の“赤土”のうえ。無差別殺戮のなかでどれだけの血と涙が流れてきたのか…。採掘現場で奴隷のように労働を強いられる男が、見つからないように足の親指と人差し指に挟めた、およそ100カラットのピンクダイヤ。その石が数十億円の価値があると言うだけでも、“多面的に映画をみる価値”がある。

洗脳された少年兵の息子と再会し、家族を強く抱擁する男。人を愛し、ヒューマニズムを取り戻した密売人の男。それぞれが出会えたこの瞬間に、涙を流さずにはいられない…。

…ここから徐々に主観投入

・社会派…アクション…サスペンス…スリラー…アドベンチャー…ラブストーリー…家族愛…人間ドラマ。ホラーやSF以外の要素は全部詰まっている。
・名場面、切り取りたい場面ばかり。
・10年ぶりに観たのに、自分自身、ここまで鮮明に映像も話も脳裏に焼き付いているのは稀。
・レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー、ジェニファー・コネリーという神がかりな御三方の存在感。あくまで…あくまで個人的だが、豪華な“11人や12人”も好きだが、この3人の存在感だけでも同等なぐらい私にはハマってくる。
・間違いなく私のトップ10に入ってくる。

舞台は日本からはるか遠くのアフリカ・シエラレオネ。逆説的だが、我々にとっては遠いようで実は近い物語。

いま一度、ダイヤモンド…「永遠」という言葉の重みと価値を問うのもいいのかもしれない…。

(アクション観たい衝動・近々再鑑賞しようと思っていた好きな作品・キリのいいMark数…すべてが重なった瞬間に、思わずニヤリ…)

2018/4/29 3回目ーーーーー
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