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ブラッド・ダイヤモンドのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)
3.5
レオナルド・ディカプリオ主演の社会派アクション・ドラマ。
1990年代末のアフリカ・シエラレオネを舞台に、内戦下で反政府組織の資金源となった"紛争ダイヤ"をめぐる壮絶な争いを描く。
監督はエドワード・ズウィック。
原題:Blood Diamond)
(2006、144分)

1999年、激しい内戦が続く西アフリカのシエラレオネ。
反政府武装勢力の革命統一戦線(RUF)に村を襲われた漁師のソロモン・バンディーは家族と引き離され、ダイヤの採掘場で強制労働を強いられるが、ピンク色の大粒ダイヤを発見して秘密の場所に隠す。
一方、ダイヤの密輸を仕事にしている元傭兵ダニー・アーチャーは、ソロモンが隠したピンクダイヤを手に入れるため、ソロモンに家族捜しを手伝うと約束する。
ダニーは、紛争ダイヤの実態を探るジャーナリストのマディーも巻き込み、内戦下で銃弾が飛び交う中、ソロモンを連れダイヤを隠した採掘場へ向かう…。

~登場人物~
・紛争ダイヤのブローカー、ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ):ローデシア出身の元傭兵。RUFに武器を渡し、交換でダイヤを受け取る。ダイヤは隣国リベリアのティアラ社を経由して、ヨーロッパのヴァン・デ・カープ社に渡される。
・シエラレオネの漁師、ソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー):RUFに故郷の村を焼かれ、家族(妻と子どもたち)と離ればなれになる。
・その息子ディア(カギソ・クイパーズ):RUFに連れ去られ、麻薬漬けにして洗脳され少年兵として育てられる。
・RUFのポイズン大尉 (デヴィッド・ヘアウッド)
・アメリカのジャーナリスト、マディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー):紛争ダイヤの密輸の実態を追う。
・シエラレオネ政府軍下の民間軍事会社を率いるコッツィー大佐(アーノルド・ヴォスルー):ダニーの南アフリカ軍時代の元上官。ダイヤを狙う。
・ベンジャミン・マガイ(ベイジル・ウォレス):RUFで辛い経験を強いられた元少年兵を更生させる村の代表。

「TIA これがアフリカだ」
    TIA  This is Africa.

「善悪は行動で決まるんだ。悪人でさえほんの少しの愛情があれば、人生に意味を与えられる」

銃撃戦による殺戮のシーンがちょっと多すぎるが、テーマは真面目。
指輪などの需要が紛争ダイヤの供給を支えていることや多くの少年が殺戮兵として洗脳教育されている問題が指摘されている。
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