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月に囚われた男のLambruscoのレビュー・感想・評価

月に囚われた男(2009年製作の映画)
3.8
この映画の本質は、月じゃなくても同じようなことが現実的に成り立ってしまう怖さだと思うんですよね。どこでも良いんですよ。労働力として囚われて3年で捨てられるクローンのお話。

そう思ったのもあまり宇宙にいる感覚も孤独感も緊張感もなかったからかも知れない、これまでのSF映画に出てきたお手伝いロボットのどれよりもガーディは頭が良くて優しい。(僕はHAL9000のトラウマからAIロボットが信用できない🔥)

前半、サムAがサムBを見つけて観る側を混乱させるところあたりで、まんまと混乱して寝てしまいました。

あ!そういうことか!って分かってからが面白い。ほんと良く出来てる、騙された!!!ってサムA、Bと一緒に絶望を味わって「どうすんだよこれ…」って思いながらの後半からラストまでが最高。

サムA、Bは同じクローンだけどサムCを目覚めさせて殺して利用しようと共謀したりするところあたりがすごくサスペンス色に溢れて好きだった。

(メモ)
これお布団に入って観ると寝てしまう映画やで。相棒は頑張りつつずっと寝てたぽい。
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