赤い球団（広島カープ）を思い出しました。
2016年に前田健太、’17には黒田博樹という大黒柱がチームを去りながらも、当然のように優勝争いに顔を出している。
本作の黒いバンド（BB）も同様です。
ジョン・ベルーシという柱を失いながらも、残ったメンツのチームワークで変わらず面白い作品を作り上げてくれました。
脚本も書いているダン・エイクロイドの健闘が光りますねえ。
相棒のベルーシを亡くしてからブクブクと太っちゃってましたが、本作ではシェイプ・アップして、前作と遜色ない歌と踊りを披露してくれています。
アレサ・フランクリン、ジェームス・ブラウン、エリック・クラプトン、スティーヴ・ウィンウッド…といった豪華なゲスト・ミュージシャンのパフォーマンスも聴きごたえ満点。
そう、やっぱり『メン・イン・ブラック』のVFXよりも、『BB』の生の歌声の方が色あせないし、魅力が永く続くと思います。
伝統的な音楽へのリスペクトが、自然な形でＪ・ベルーシへの追悼にもつながっている。作品の芯（ソウル）がしっかりとしています。
