きょうもテレビのまえ

るろうに剣心のきょうもテレビのまえのレビュー・感想・評価

るろうに剣心(2012年製作の映画)
3.0
『龍馬伝』の第28話"武市の夢"は大河ドラマ史上でも屈指の神回だと思っていて、獄中での武市半平太と山内容堂の対峙にしびれ、岡田以蔵の斬首で泣いた。斬首シーンで見せた佐藤健の表情は本当に美しかった。

その龍馬伝の大友啓史と佐藤健の漫画実写化という事で鑑賞。原作は未読。
冒頭の鳥羽伏見の戦いシーンが凄い。飛び交う砲弾と土煙り、次々と撃たれ切られていく両軍兵。アクションのスピード感も凄いが、とにかく画が美しい。地面に突き刺した剣心の刀を撮る構図がグッとくる。正直あまり期待していなかったが、これは良作では?と心踊る。
が、最も良かったのが冒頭のシーンで、それ以降に物足りなさを感じてしまった。映画づくりというのは難しいものだな。

とはいえ「でござるよ」口調があんなに違和感無い役者はそんなにいないのではないか?
原作を知らない分、武井咲の終始舌っ足らずな声に癒された。ラストに萌え。