基本的に筆者は、漫画原作の映画は、原作とは似て非なるものとして割り切って観ています。原作無視でもいいじゃん、って気持ちで。
ただ、一番ダメなのが、原作知らないとなんのこっちゃワカラナイ映画。
その点、この映画の脚本は良く練られていて好感が持てたし(時代考証詰め込み過ぎな感はあったが)、男優陣のキャスティングも素晴らしかった。抜刀斎と剣心の言わば2役という主人公を佐藤健は良く演じていた。
アクションシーン、殺陣の疾走感も異例の出来映えで驚嘆した。漫画原作のエンタメ映画という商業枠に納まらない、骨太の時代劇でした。