ガンモの作品情報・感想・評価

「ガンモ」に投稿された感想・評価

NOOO000ooo

NOOO000oooの感想・評価

4.0
ラリークラークの「KIDS」の脚本ハーモニーコリン作といえば、スタイリッシュだけどゲスい作品を想像する方が多いと思うけど、90年代のアンチヒーローがハードコアにのせザラついたMVのような映像で描写される反面、世紀末を想像させる胸糞作だった。

思えば、今作は世紀末の97年作であり、かつてドイツの映画監督ヴェルナーヘルツォークが今作を「真のSF映画」と評したという記事を読んだけど、たしかにウサギの被り物の少年は世紀末の使者に見えるし、未来の世界の終わりを描いたSF映画なのかもしれない。今作で描かれる世紀末はなんとも表現しがたい胸糞悪さで、登場主要人物全員が、ヤク中(シンナー)や奇形児、あるいは障害者や精神患者であり、そのビジュアルはとてもリアルすぎて申し訳ないが気持ち悪い。彼らが猫を何匹も殺して精肉屋に売って金にするなんてのは序の口で、悪臭漂って虫が湧いてそうな風呂の壁にベーコンが貼ってあったり、1ヶ月は変えてなく見える茶色い湯船の中でママが運んできたナポリタンスパゲッティを牛乳で流し込み、ママは隣で糞しながら息子の髪の毛を洗い、スパゲッティの途中でこれまたママが「デザートよ」なんて言って運んできたチョコバーを茶色い湯船に落とし拾い食べる。。。みたいな数々の世紀末な描写は目を背けたくなるほど汚い。

ジャケにあるうさぎ少年が汚いトイレの便座で世界を憂いアコーディオンを奏でるジャンクな音のように、かつて障害者を演じたデカプリオのリアルな演技には高い評価をした反面、本物のリアルな障害者にはキモいと評価をする自分の素晴らしい評価のように、つまりは「素晴らしきこの世界」を描いた映画なのだろう。
GT

GTの感想・評価

3.3
本作にはあらすじというものが全くない。ただひたすら暴力的で非倫理的、意味不明で時折狂気に満ちた映像を90分見せられる。特に猫を殺すシーンがかなりキツイ。苦手な人は見るのをやめた方がいい。うさぎ耳の少年や死ぬほど汚い浴槽でシャンプーしながら食事するシーンなど面白いなと思うカットはあったものの、個人的には全体的に退屈だった…。
何か深い意味があるのか(うさぎ少年とかかなり意味深な感じ)、それとも撮りたいから撮って特に意味はないのか、俺にはよく分からない。ただ、自分の感性にはあんまり合わなかったかな…。
akr

akrの感想・評価

-
2018_126本目
じじ

じじの感想・評価

4.0
子供事情
kogacola

kogacolaの感想・評価

3.6
オープニングからのウサギ少年、アメリカの片田舎。センスを感じる。
ビデオ映像。街の人の会話。
金がなくて台風がきた街では不条理な世の中。そこの住人の出来事がコラージュのように次々と入れ替わり映し出す。時として残酷。ウサギ少年だけが目は冷めてて美しい。
すべてが行き詰まったときに降りてくるような、楽しく美しいナンセンスが凝縮されている。センスがいい映画。
悟

悟の感想・評価

3.0
異世界でした。
道徳を正す行政も神も存在しないこの荒れ果て、汚れ腐った田舎街は台風で滅茶苦茶にされようがされまいが然程変わらないのだと思う。

なんの規律もなく羅列された映像群であるのは間違えないと思うが、ビデオカメラの記録的な映像が時折インサートされることによるノスタルジーとハンディカムによる不規則なロケ撮の汚らしさ、即興演技の生々しさ、毒々しい美術センスも間違いなくビリビリに呼応しあっており、コリンが持つダイナミズムは本物だと思い知らされる。一番のお気に入りは風呂場でシャンプーしてもらいながらスパゲティ食べてるシーン。なんかエモいしエグい。
>|