どーもキューブ

1984のどーもキューブのレビュー・感想・評価

1984(1984年製作の映画)
3.5
 イチキューハチヨン


マイケルラドフォード脚本監督。

イギリスらしいSFXがほぼ無い未来社会を描く。

原作知らず。  

別次元のような管理社会1984。

「ビッグブラザー」と崇拝される謎の強き指導者。

画面上に繰り返し睨みつける「ビッグブラザー」の肖像。

「エイリアン」からスピルバーグ作品まで活躍するイギリスの俊英、ジョンハート扮する静かな労働者は、寡黙でやせ細ったいち住人。

ある日、食堂で瞳がすれ違い女性に恋をする。

それは禁止された恋だというのに、彼の階段が崩れはじめる。

共産主義的な未来社会をマイケル監督はセット、舞台装置、テレビモニターから映るプロパガンダ映像で作り上げる。

汚い部屋、戦地の荒廃、うす暗い画面上に繰り広げられる2人の裸の恋はなまめかしく写る。

ラストまで静かに進む管理。

二人の行方は?

脚本が思索に富んだ語彙の応酬でアクションぽい好ましいSFでわありません。

頭デッカチなSFですが、二人の姿、幻想の美しさ、流石ジョンハートの演技に惹きつけられました。

いつもと違うSFを望む方に是非!

明るくない1984の世界は扮装、装置は違えどこの地球上で精神性や考えはリアルに存在しているんだろうなぁー。

追伸
待望世界のハルキムラカミの新作に合わせダブルミーニング調べの為イソバヤニ鑑賞!楽しみだなぁー!ちなみにリュウムラカミも大好きです。

 2009年5月29日 10時04分レビュー