マツモトタクシー

浮草のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

浮草(1959年製作の映画)
4.0
小津安次郎監督作品
自身の浮草物語をリメイクした作品


旅回りの駒十郎(2代目芦屋鴈治郎)一座が港に着いた
駒十郎は一膳飯屋のお芳(杉山春子)を訪ねる

かつて二人の間にもうけた清(川口浩)が郵便局員になっていると知り喜ぶ駒十郎
清にはお芳の兄、叔父ということにしている2人だった
 
駒十郎の現在の連れ合いすみ子(京マチ子)は2人の仲を知らず経緯を古株の団員から聞き出す
面白くないすみ子は加代(若尾文子)を使って清を誘惑させる。。






以下ネタバレ



子供の頃みた港町の原風景
懐かしい感じがする
母親の実家は元網元で割りと裕福だったようで昔の立派な家でこの作品を見ているとそれを思い出した
赴きがあるなぁ🚢

許されない仲で今でいうシングルマザーで育てられた清
川口浩さんイケメンだぁ
子供の頃は水曜スペシャル川口探検隊の隊長として尊敬していたが母親はこんな仕事しているのかと残念がっていたのが鮮明に記憶に残っている😅
この頃の作品のイメージなんだと後で分かった

若尾文子さん、京マチ子さんも美しく
下っ端団員達のコメディ要素も楽しい
そして本当に恋仲になった2人
解散していく一座

今回は田舎の港町を舞台に
何時もの普遍的な家族愛がテーマの作品