浮草の作品情報・感想・評価

「浮草」に投稿された感想・評価

小津4Kで観た。

どしゃ降りの雨の中、道を挟んで別々の軒下で雨宿りしながら話すシーンが良かった。

面白かったけどあんまり印象に残るシーンは無いかも。

ラムネの瓶とかき氷の器のカットが良かった。
yyk

yykの感想・評価

4.0
良い…構図、色合い…
秋見た。小津監督の醸し出すしっとりとした雰囲気が大好き。
美しくほろ苦いストーリーだった。ラストは色々と登場人物たちを応援したくなる。京マチ子の男装が見れてとても嬉しかった。
ユーチューブでみれて感動。
なんだろうなぁ、この余韻。

心の交錯。

人と人との心の触れ合い。

やり切れない思い。

そしてあたたかさ。

キレイな景色もよかったなぁ。

スクリーンに見入っちゃうよね、キレイだから。

あ、そういえば若尾文子ってすごいかわいいね。

ということで、観に行ってよかった!
今で言うところの親のエゴが出るわ出るわ、我々の世代というのは、本作で登場する中村鴈治郎のような男は嫌でたまらなかったね。それほど嫌悪を抱かせるほどの良い演技だともいえる。彼のほか、主要な人物が割と多いのも本作の特徴で、果たして観客は誰の身になって自分を顧みるものなのかも、興味深い。清くんはその後どうなったのか。勉強は続けたかもしれないけど、探検家になっちまいました。あの川口浩さんの若い頃。
MASAYA

MASAYAの感想・評価

3.6
小津監督のカラー作品初鑑賞。

理解に苦しむシーンがいくつかある。

頑固な人が多いなと。

若干肌に合わない作品だった。
日本における日常風景の描写が数ある監督の中で一番好き。
浮草

「後悔先に立たず」をこんなにも美しく表現できる作品は他にあろうか。

大切にしなくちゃいけない人を大切にできない。
過去の縁を断ち切れない。
そこから来る嫉妬。それでも離れずに繋がり続ける2人。

旅一座としてだけの繋がりとそれを超えるような強固な繋がりを比較しながら展開していく物語が今作により厚みと深みを加えている。

結局何もなくなったときに一緒にスタートを切ってくれる人が、本当に大切な人なんだなーと。
ラストで悟って向き合ってこなかった今までの自分を後悔しても、過去には戻れない。

その一瞬で大切にすべきものを大切にしないといけない。
大切なことって何だろう。
その時々で立ち止まって考えていかないといけない命題である。

成長と後退。
歳を重ねることで後退していくことがある。
それは純朴な心であり、素直さや謙虚さでもある。
それに気づかせてくれる、何とも人間臭く美しい作品だった。
小津安二郎監督の
カラー映画を初体験!

小津監督といえば
「赤」という知識は
あったのですが

イングマール・ベルイマン監督の
「叫びとささやき」のような
主張の強い「赤」が目立つような
色遣いと異なって

主張の強い赤は
ピンポイントの差し色で
ほんの少しだけ
画面全体を紅潮させたような
ほんの少しの「赤っぽさ」が
個人的には印象に残りました

カラコレで画面を少しだけ
赤に転がしたのかなと感じたシーンも
あったぐらいです

肝心要の物語はというと…
「東京物語」とは少し毛色が違って
「恋愛」要素が大黒柱となる構成

地方巡業中の旅一座の座長が
昔、巡業した際に出会った女との間に
生まれた隠し子と密会していた

それを察知した座長の妻が
一座の女に隠し子を誘惑するように
依頼するところから
急展開を迎える

といったあらすじなのですが
まあ、こんなにも人情味豊かに
愛すべきダメ人間たちを
描くのかと驚きました!

小津安二郎監督作が初めてだという
人には「東京物語」と
今作を強くオススメしたいです!
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