浮草の作品情報・感想・評価

「浮草」に投稿された感想・評価

U

Uの感想・評価

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2019.5.16 DVD #113

煙草を吸う京マチ子さんがとてもカッコよかった。
7

7の感想・評価

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映画論

構図と色彩が超良い
rena

renaの感想・評価

4.2
土砂降り
3Dのクオリティーが高い!
ほのぼの映画。
カラーになってからの作品では最高ーッ。
小津映画で雨!!!!!
そして川口浩の顔を隠すところ!!!
なんかいつもと違う!と感じさせる一本でした。今観ただけでも十分素晴らしさは分かるけど、もうちょい大人になると味が分かってくるのかもしれない。
淡々とした流れの中に飽きさせない彩りと構図があるなんて、
「パトレイバー2」の押井守が「レイアウトさえ決めてしまえば、動かさなくても画面はもつ」みたいなこと言ってたんだが、まさに小津作品ってそれなのな。今さら気づいた次第。旅芸人の日常を切り取っただけなのに、なんだこれカットが進む度に、レイアウトの気持ちよさにぐいぐいと引き込まれてしまった。
いまさらやっと小津安二郎のなんたるかがわかってきたかも。のっけから全然自然じゃないのに滋味あふれる画面や間を楽しめた。赤いやかんも。
前に観た「最高殊勲夫人」とは製作年のみならず若尾文子と川口浩がででくるのも一緒で、あれを観た後だとそりゃ当時の若い人には小津さんは物足りなかっただろうなとか、少し経験値増えてそこらへんの実感もレベルアップ。
しかし鴈治郎の家系は遺伝子が強いですね。泰然とにくめない感じは息子さんやお孫さん以上かな。
色々と“完成”されてる。

擬似家族、親子の繋がり、自由恋愛の苦しさ、世代間の価値観の違い、旅、などなど小津映画で重要とされるあらゆるテーマが組み込まれている。しかもそれらが偏ることもなく、だからと言って話の薄さを感じさせないという点が見事である。
前半のポップさとは裏腹の後半の重苦しい展開というのは小津映画によくある構成だが、今作はその対比がより鮮明になっているように思える。後半の展開がいつになく切ない。
それぞれの登場人物の登場の塩梅も適当だったように思える。メインキャストを大切にし過ぎず、脇役もしっかりキャラクターを持たせている。
映画内の出来事に対する主人公の答えはある種“悟り”の境地とも取れるシュールなものである。一見雑な終わり方に見えなくもないが、あらゆる要素を物凄いスピード感で動かしていった映画全体の流れからすると、妥当な答えであったのは間違いないだろう。

色んな意味で「完成」はされているが、どうも「完璧」という感じがしない。扱ってる出来事が時代劇風な世界観だったりする点が特殊だったからなのか。
あと、やっぱり暴力はよくない。いくら愛があるとしても、あれはダメだ。
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