超空間コベ

くノ一忍法の超空間コベのレビュー・感想・評価

くノ一忍法(1964年製作の映画)
4.0
「信濃忍法・筒涸し…!」

山田風太郎の時代小説『くノ一忍法帖』の初映像化作品にして、中島貞夫の監督デビュー作。
その他あらゆる点で、後々のパイオニアとなった作品。

私が最初に『くノ一忍法帖』の映像化作品を観たのは、1990年代のオリジナルビデオシリーズでした。
一緒に観ていた嫁さんが、
「―――忍法・乳時雨!」
とか見て、エラいウケてたっけ。(笑)

この『くノ一忍法』も、当時は成人映画として発表された様だけど、
今見るとエロ描写はかなり控えめですね。せいぜいR-15といった所でしょうか。

豊臣の血をこの世に残し、末代まで徳川に祟らせるために…!
大阪城で討ち死にし、幽霊となった真田幸村と猿飛佐助が、
事の成り行き次第を見届け、その会話で解説役を果たしているという形式。

千姫役の野川由美子が素晴らしく、彼女の熱演に支えられてる映画だと思います。

…ハハハやはり出ていらしたな、山城新伍どの!
スケヴェイといえば、貴殿の出番でござるぞ!☆(笑)
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