アベンジャーズの20年前にあった、ファンに愛され、スタッフに愛され、キャストに愛され最高に幸せなエンディングを迎えた映画シリーズのひとつ。
妻を失った自殺癖の危険な刑事(デカ)が、人生最高の相棒と出会い、新たな家族を得るまでのお話。
良質なバディームービーの鉄則は「AはBを物理的に救い、BはAを精神的に救う」である。これはどんな作品でもそうだ。
リッグスはその腕っ節でマータフを救い、マータフはその包容力でリッグスの孤独を救う。
だからこそ二人は二人でなければならない。
そしてその二人の絆はやがて大きな家族に膨れ上がっていく。
ラストのwhy can't we be friend?がすべてを象徴してる。一作目で拳銃を口に咥えていたリッグスのことを思い出すと画面から溢れ出す多幸感にただただ「人生っていいなぁ」と圧倒されずにはいられない。
生きないと、わからないことがたくさんある。
いやぁ、いいねぇ。