ギャグ路線への傾倒化が顕著に現れた3作目。
前作前々作のキャラ成分を濃縮し、おバカ警官たちの日常劇としての面白さは増。(いい意味で先の見えた)もはや様式美さえ感じさせる掛け合いや行動には何度も声を出して笑わせられる。
一方でカーアクションは前作の数倍縮小。序盤を除き、様々な景観の下、タクシーが走っている映像を眺めるような映像になってしまった。体感型のぶっ飛びはなくなり、傍観型。爆走タクシーを表すネタも1や2の使い回しで、(悪い意味で)定型文化。
ギャグ要素への比重増は制作側も勿論意図してのことだろうが、1作目が好きな者としては少し残念。でも何だかんだ、このシリーズのギャグが好きなので嫌いにはならない。