ドルフィンキック

最強のふたりのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
3.9
深夜枠の地上波のテレビ放送を録画したもので、見ました。
評判通りの素敵な作品でした。

重たい題材の作品ではあるのですが、前向きで、笑えて、最後にホロリと来るような、心温まる、ハートフルな良作でした。

こう言った、ハートフルな人間ドラマは、ほっこりと、癒されて、本当に、心に響きますね。
実話をベースにした作品ってところが、余計に泣かせますね。

とにかく、主人公のお二人の演技、表情がとても良かったですね。シリアスな演技も、ユーモア溢れる会話(セリフ)の掛け合いも、どちらも、良くて、引込まれました。

ストーリー展開も、テンポが、良かったので、最後まで、飽きずに楽しめました♪

全く共通点の無い二人が、物語が進みにつれて、心を通わせて行き、仲良くなり、次第に、お互いが、必要で、かけがえのない存在になる。みたいな、シンプルなお話なんだけれど、二人の姿が、とても微笑ましくて、幸せな気持ちにさせてくれました♪

ラストシーンのレストランのやり取りも、とても良かったですね。
あのときのフィリップの表情、そして、優しい笑顔で、見守るドリスの姿が、とても印象的でした。

やっぱり、悲劇よりも、映画を見終ったあと、爽やかな感動が残る作品の方が、グッと来ますね♪

あと、劇中で、流れる、選曲も、ナイスでした!
特に、物語の最初のハラハラドキドキのカーチェイスのシーンで、流れた、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」(September)は、軽快且つキャッチーな、耳触りの良い、素晴らしい曲ですね♪
昔の曲ですが、古さを感じさせない、いつまでも色褪せない、正に、名曲だと思います♪
なので、懐かしさに浸りながら、聴き入って(見入って)しまいました♪

あの冒頭のシーンがラストシーンに繋がる、お話の持って行き方や演出も、上手くて、とても感心しました♪